2010年12月01日
何だか萎えてく~る、思わず泣けてく~る♪

オレは商売人じゃないって、前から判っていたことだけど、本日あらためて感じてしまった。
経済産業省のある事業説明会があって、その事業には必要資金の2/3が補助されるというもの。
補助金と言うことは公的資金であるわけで、勿論、使途には公共的な使命が含まれている。
オレは、この公共的使命に魅力を感じ、我社のメイン事業の付加価値として取り組んでみてはどうかと思った。
付加価値とするわけだから、この事業で利益をあげることは前提としていなかった。
飽くまでも、本業に+αを付加したい気持ちで取り組みを検討するつもりでしかなかった。
帰社後、社長にこの話をすると、
やりかけの事業に、無理矢理補助金を落とす方向で検討するような話に変わってしまった。
公共性がどうのこうのではなく、補助が付くことで投資効率が上がり、利益確保が見込みよりも早くなる。
そんな観点で食いついてこられると・・・。
民間企業の利益追求の姿勢からすれば当然ではあるのだが、
身も蓋もない感じで、何だかやるせない気持ちのサラリーマンになってしまった。
所詮、オレは絵空事が大好きで、商売人としての現実感が無い。
したたかに力説する社長の顔が、異常に脂ぎったように見えてきて、気分が悪くなった。
あまり有名ではないが思想家の「gooda」が、しみじみと語った言葉、
「お金では幸せになれない」、
30年近く、創業者一族の代表として企業を守り続けていた「gooda」だが、
ある事情で、経営の一線から退き、オーナー会社を社員持ち株会社に変更した。
会社が左前になったわけではなく、それなりの純資産を持つ健全会社で、
通常のオーナーには無い選択肢を「gooda」は選んだ。
ある事情には、本人にしか判別できなない色々な想いがあるので、簡単に説明できないが、
企業人として思い切った決断であることには間違いない。
人それぞれに、それぞれの価値観が存在することは承知しているが、
補助金で儲けようと思う社長より、金で幸せは?めないとする役退社長に共感を覚える。
そうは言っても、前者は、現実にオレんとこの社長なんだから・・・。
♪何だか萎えてく~る、思わず泣けてく~る♪
決して、EDの話では無いので誤解しないように!
ウルフルズ 「 泣けてくる」
Posted by takichi at 22:16│Comments(0)
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