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2010年11月29日

みんな夢の中

知事選が終わった。

基地問題の争点となっている普天間基地がある、

宜野湾市の市長を辞任して知事に挑戦した伊波氏は惨敗の様子。

今回の選挙ではカジノ構想を争点としないが、

産業優先でカジノ構想を持つ仲井間氏の勝利に、幾分かの不安はある。

基地問題の解決には、基地経済に代わる産業の育成が必要であるとするのが仲井間氏の持論だ。

沖縄経済が自立して初めて基地が撤去できる、と言ってる。

沖縄の主要産業である観光では、年間入域観光客10百万人を目指すとも言ってる。

であれば、当面いや当分、基地は無くせない、撤去は困るってことじゃないか?

経済と基地をリンクさせると、「年間1000億円以上の経済効果に代替するもの」で議論が平行線を辿る。

こんな小さな島で、1000億円以上の価値を産み出す力を求めることが無理であって、

言い換えれば、こんな小さな島に1000億円以上の負担をかけた歴史がおかしいと思う。

なにごとも、分相応を守るべし。

分不相応な発展が破綻を招く。

基地経済が産んだ不労所得が、県民の起業意欲を削いでいる。

昔から思っているのだが、

「基地をなくしたら、また昔のように貧乏になるけど、助け合って生きていこう」となぜ誰も訴えないんだろう?

地デジ化でテレビを買い換えないといけないけど、お金が無いから買えない、

だから来年からテレビは見ないさ~、いいよ、ラジオで、狩俣倫太郎聞くさ~、と笑ってくれないか。

あまり有名ではないけど、「哲学家gooda」が、昨日、オレの車の助手席でこんなことを言ってた。

「お金で幸せになれるとは、まったく思っていない、小学校の頃から、そんな生活に反発があった」

拝金主義への批判を、安いジャージの上下と言う姿で表現していた思想家の言葉は重かった。

今、マルクスの資本論が見直されていると言う。

資本主義、自由経済の行き詰まりは、前々から言われてはいたが、

今は無き亡き漫画家青木雄二の嘆きが、しみじみとわかってしまう世の中になってしまった。


知事選から話が飛んでしまったけど、

宜野湾市長の職を捨て、知事選に挑戦して敗北した伊波氏の心境って、

「♪喜びも悲しみも、みんな夢の中」って感じなのかな~って思って本日3本目の更新をしてみた。

高泉淳子、由紀さおり みんな夢の中



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Posted by takichi at 00:24│Comments(0)日本
 
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