2010年11月23日
ユーミンなんかもアップしたりして
昨日の拙ブログ記事に反応がゼロで、
ギタリスト松原正樹がいかに地味であるかを証明したようで、
日本J-POP界を裏から支えた功労者であるだけに、寂しさ感が拭えない。
だから、意地になって本日も松原正樹をネタにしたい。
かと言って、反応が鈍いと言う昨日の現実を無視して、
また松原オンリーで記事を書いてしまうと、
生徒会長体質の「きんべー」に、
「学習しない奴だな~」と、しつこく罵られるので、
大物人気ポップシンガー「ユーミン」を抱き合わせることにした。
ユーミンは松原のポップセンスがお気に入りのようで、ギターサポートではよく松原を指名している。
オレの初ユーミンは、「荒井由美」時代の「ルージュの伝言」や「中央フリーウェイ」あたりだろうか、
「ひこうき雲」だっただろうか、そんなタイトルのアルバム発売がML誌に大きく告知されいたことを覚えている。
宇宙人のようにひらぺったい顔に、平山みきのような押し潰したような声で、生活感の全く無い歌を歌う。
この浮遊感と言うか、ラグジュアリー感と言うか、浮世離れ、世間擦れした雰囲気が気になっていた。
とは言ってもアルバムを買うほどではないし、
回りにレコードを持っている人もいなかったので借りて聴いたわけでもない。
ラジオから流れてくると、なんとわなしではなく、かなり力強く耳を傾けていた、そんな聴き方かな。
昔、女優が「ウンコをしない」と思われていたように、
ユーミンの歌は、
働かなくても、美味しいもが食べられて、お洒落な格好ができて、お洒落な場所でデートができる。
食べるものがなくて1日中部屋で寝ていたとか、
冷蔵庫の中にレタスしか無かったとか、
マヨネーズもバターも無くて、トーストにケチャップをぬって食ったとか、
そんな貧乏臭い話には一切無縁の別世界へ誘ってくれる。
あまりにも現実の自分とはかけ離れている世界だから、興味はあっても嵌りきれないでいた。
今でも嵌ることはないけど、
でも、たまにいい曲に出会うことも多いのが「ユーミン」だ。
ポップな感覚って、この浮遊感、言い換えれば「無責任な世界」なのではないかと思ったりする。
演歌に感じる「義理・人情・愛情・情熱」、重くて聴いていられない。
メーセンジソングで追求される、責任感、義務感、ヒューマニズム、重くて聴いていられない。
社会全体に責任から逃れたい意識が蔓延しているからか、ポップな曲の浮遊感が1番受け入れ安いのでは?
な~んて、
「ポピュラーミュージックに見る現代社会と現代人の意識」みたいな、
論文形式に持って行こうとしたけど、無理だったね。
たまには「ユーミン」でも聴いてみようぜ!
明日は仕事だ、今だけ浮遊感と戯れてみよう。
「松任谷由美」で「Carry on」
Posted by takichi at 22:41│Comments(0)
│日本