2010年11月22日
ポップ・チョーキングの神様
オレが大学生の頃、
80年代前半の歌謡曲は、
松田聖子の台頭もあって、
かなりポップ色の濃い時代だった。
洋楽ポップが今一ビッと来ない時期でもあったので、
当時は、日本の歌謡曲の方が断然面白かった。
J-POPなんて言葉は無かったような気がするけど、
野口五郎やちあきなおみ的、演歌交じりの昭和歌謡は終わりを告げ、
マイナーコ-ドは隠し味程度、メジャ-コードバリバリの、
ピカピカJ-POPの幕開けだったのではないだろうか?
宇崎竜童がプロデュースした山口百恵から、
アイドルのバック演奏もバンドが勤めるようになり、
ダン池田とニューブリードのようなビッグバンドが役目を終えた時代でもあった。
演歌を除いて、歌謡曲でもフォーク系ニューミュージックでも、
ディストーションの効いたギターが炸裂するバンド演奏がバックだった。
高中正義が中森明菜に曲を提供しギターを弾いたり、
松岡直也が中森明菜に曲を提供しピアノを弾いたり、
アイドル+スタジオミュージシャンの組み合わせが最高に面白い時期でもあった。
その中でもとりわけ、売れっ子中の売れっ子だったギタリストがいる。
スタジオミュージシャン同士のバンド「パラシュート」で「今剛」とツインギターを組む「松原正樹」だ。
メジャーなニューミュージック系でも、一発屋アイドルのシングル曲でも、
どんなところでも彼のポップなチョーキングが顔を出していた。
人気ギタリストの布袋も顔負け、と言うか、布袋も影響を受けたのではないかと思ってるけど、
ジャパニーズポップチョーキングの元祖だと、オレは決め付けている。
地味なスタジオミュージシャンに徹しているので、本人の露出は少ないけど、
彼のギターイントロやギターソロは、必ずどこかで耳に入っているはずだ。
それを証明するyoutubeを見つけたので、じっくり聴いてみて欲しい。
昔、オレもよくコピーしたものだよ。
月曜日はシックシック、ヘヘヘーイ!
松原正樹 音楽は世界だ
Posted by takichi at 21:57│Comments(0)
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