2010年09月15日
1978年「Roxanne」の頃
「マーキングして悪かったな~、これが反省の態度だ!!」
初めてポリスを目にしたのは、米軍向け基地内放送局の番組(6チャンネル)だった。
米軍向け放送なので言語は全て英語、字幕が付くわけもなく、
ただ、「これは音楽番組っぽい」と言う感だけで、やたらチャンネルを合わせていた。
何時でもチャンネルを合わせることができるわけではなく、
アンテナの方向を変えないと見れないもので、
新聞の番組名からそれらしい番組名を見つけると、そのためだけにアンテナの方向を変え視聴していた。
それだけ「動くミュージシャン」に飢えていたと言うことだ。
「本日の米軍放送番組表」
「Solid Gold」と言う番組は、アメリカ版「ザ・ベストテン」みたいなもので、
当時のヒットポップランキングを発表していた。
ちとセコい番組で、実際にスタジオで歌うスターは少なく、
ヒット曲をBGMにレオタードダンサーがミュージカルみたいなダンスをしてたり、
せっかく登場したシンガーも口パクのようであったりと、
安い作りにそれほどはまり込んだわけではないけど、
口パクだろうが何だろうが、とにかく「動くミュージシャン」を見ることに一生懸命だった。
「Hee Haw!」と言う番組は、カントリー系のバラエティーで、
ギャグ有り、歌有り、激しいバンジョーのテクニック演奏有りと、
「シャボン玉ホリデイ」のようなしっかりとした番組イメージだった。
英語が理解できないのでギャグの意味はわからなかったけど、何か面白いことを言ってるんだろう的に、
アホ高校生はアホ高校生なりに、早口の英語ギャグを楽しんでいた。
ブラックマヨネーズの小杉が「ヒー・ハー!」をギャグにしているけど、この番組から来ているんだろうか?
ギャグの出所は知らないけど、声の上げ方がこの番組の合言葉「Hee Haw!」とそっくりなので驚いた。
番組表から知っている単語で音楽番組らしきもの、
または、知ってる単語だけど組み合わせで意味がわからないもの、
知らない単語だけど、なんだか音楽番組っぽいもの、
語学力のない、あてずっぽうな番組探しではあったけど、超わかりやすい番組名に時々出合った。
それは・・・、
「Live」である。
「エラ・フィッツジェラルド」や「サラ・ヴォーン」等のモロジャズにぶつかることもあったが、
それはそれで、アホ高校生がクラシック喫茶で煙草を吸うくらいの面白みがあった。(センパチ!)
しかし、やはり、ロックの「Live」に遭遇した時は、朝青龍のように思わずガッツポーズをしてしまう。
そして、ある日の夜中、1時を過ぎていたと思うが、「New Wave」特集に大当たり、
カーキ色の繋ぎにハイバスシューズのスティングが小躍りしながら「♪ロ~クサ~ン」していた。
1978年、オレが高校3年生の頃、
担任の先生と交わした進路相談の話を書くつもりが、
スティングとの出会いに終始してしまった。
つづきは明日のネタにしよう。
1978年の夏、教室に一人づつ呼び出され、担任と進路について相談する時間があった・・・。
・・・・ To Be Continued
Duffy vs. the Police - Mercy for Roxanne
Posted by takichi at 22:23│Comments(0)
│Mashup