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2011年12月04日

スピード、テンポ、リズム

スピード、テンポ、リズム


本日朝、倒産会社を追っかける帝国データバンクのベテラン調査員を追跡するテレビドキュメントを観た。

頭も禿げ上がり、虫眼鏡を鼻の先に乗っけるような老眼鏡をしている大ベテランが、

一調査員として、ゼエゼエしながらも「まだまだ現役です」と外回りで頑張っている姿に、

引き寄せられるように見入ってしまった。

中小企業の実情や、倒産の実態、取込詐欺、計画倒産、夜逃げ等、それらしい取材ではあったが、

その中身にどうのこうの思ったわけではないし、それについて書きたいわけでもない。

老練な調査員に対する思いを、切々とウェットに書きたいわけでもない。

金融機関勤務時代に調査員との情報のやり取りもあり、それなりに関わりのある職種の人達だし、

仕事の中身にも興味はあるにはあるが、今書きたいメインはそんなことではない。


先週の木曜日、帝国データバンク南の島支店の当社担当と初面談したばかりで、その印象が頭を過ぎった。

嫌らしさのないスーツ・ネクタイの着こなし、慇懃過ぎない挨拶、応対、印象の良い口調、語感、語彙、

なかなかの好印象に話が弾んだのだ。

何が一番良かったかって、それはもう、

本日のタイトル「スピード、テンポ、リズム」なのだ。

オレはもともと、早口でポンポン喋るタイプ、会話の展開が早ければ早いほど気分が良くなる。

お酒を飲むと普段の2倍から3倍は早くなるので、

周りが付いていけない、または意味がわからないと、顰蹙を買うことも多い。

だから普段は意識して、スピード・テンポ・リズムを落とすように心がけている。

45回転シングルレコードを33回転で聴くような感じ、

ヒップホップを南京玉簾並みにするように努力している気分かな。

自分では親切丁寧に説明しているつもりでも、相手を理解させきれなければ意味のないことで、

自分のスピード・リズム・テンポばかりに固執する必要はない。

でも・・・、

気分は盛り上がらないのが正直な気持ち。

酒の席は、仕事関係よりもプライベートが多いので、

高田純次的ナンセンス会話のオレのスピード・リズム・テンポが中心になったりするので心地よいことも多い。

仕事の中でもそんな乗りを求めることもおかしい話ではあるが、

久しぶりにスピード・テンポ・リズムが合致した彼との会話に、

最近業務の中で、あらためて人種の違いに注目している自分を再発見しつつ、

「この感じいいな~、懐かしいな~」とか思ってしまったのだ。

オレの身体の中にしっかり残っている、金融機関的物の見方、考え方が、

同種の人間と同伴したときに、スピード・テンポ・リズム・と言う形でピッタリきていたようだ。

なぜ、そう思ったかと言うと、帝国データバンクだけではなく、

ライバルのTSRの当社担当ともスピード・リズム・テンポが合っていると思っているからなのだ。

年齢は確認していないけど、おそらく、帝国30代前半、TSR20代後半、

世代ギャップも大きいながら、一方的ではあるが、世代を超え同じ人種の臭いに喜びを覚えた、と言うこと。


銀行時代のセカセカした生活に見切りをつけ、今はスローライフにどっぷり浸かるはずなのだが、

残念ながら、25年の垢がまだ溜まっているようだ。

締めは、落ち着いたクリスマスソングで、心の垢を落としておこう!

「Michael Bubl?」で「Home For Christmas」




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Posted by takichi at 23:23│Comments(0)他国籍
 
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