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2011年05月08日

座右の迷

座右の迷

どちらかと言うと不良の方で、高校を卒業してもやることが無くて、

同窓生複数が応募したバイトにオレ一人だけ不合格になって、

迷った挙句、浪人をして大学進学すると決めたあの日、

「捲土重来」を座右の銘とした。

(一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことの例え)

奇跡的に大学に合格してからは、オレ的拡大解釈で、

「失敗を経験した人間は、失敗したことのない人間より数段勢いが違う」

と言うことで、失敗は成功の母的に、失敗も挫折も勲章と考える、

オレのファンダメンタルを表す四字熟語、座右の銘「捲土重来」は継続している。

毛筆文字で部屋に飾ったり、小さくコピーして財布に忍ばせる、なんてことはしないけど、

「あなたの座右の銘は?」と聞かれると最初に浮かぶ四文字だ。

かと言って、相当にこだわっているかと言うとそうでもなく、

「本当に座右の銘」と言えるのか?」と強く迫られると、正直、首を振りながら後ずさりしたくなる。


25年間務めた銀行を早期退職すると決めたきっかけは「奥田英朗著サウスバウンド」を読んだから、

退職時48歳、50歳を目前に、人間として折り返し地点に差し掛かろうとした時、

今のままで良くないと思わせた本、後50年生きて行くというのに、このままでは良くないと思わせた本。

ふしだら、不摂生、不養生な生活を繰り返していた癖に、100歳まで生きるつもりのノー天気男にしてくれた本。

これは「座右の書」と言えるのだろうか?

繰り返し読み返しているわけでもないし、不元気な時に拾い読みで元気を得ているわけでもないけど。

そもそも、「座右」って何だ?

字面で判断すれば、おそらく、座る場所の右手、つまり、いつでも見れる場所とか定位置のことだろう。

いつでも見たり、読んだりして、自分を戒めるまたは鼓舞すると言うことであれば、座右の書でもないかな~。

でも、元気なりたいとか、気分良くなりたいとか、そんな時に読みたくなるのが「奥田英朗」の作品だ。

そう意味で「奥田英朗」は、オレの「座右の作家」と言うことになるか。

そして、「the Band」はオレの「座右のバンド」ってことになるかな!

The Band & Friends I Shall Be Released




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Posted by takichi at 23:04│Comments(0)USA
 
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