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2011年01月19日

隠れ家的居酒屋

昨日は、㈱MPのN女子62歳との会食だった。

昨年末、いきなりの電話で「あなたが欲しい」と囁かれ、

その後音沙汰がなく、忘れかけていたが、

先週、またいきなり、「来週あたりお会いしてゆっくりお話がしたい」と、デートの誘いがあった。

メールに慣れてしまったせいか、電話でのアプローチは全て、「いきなり」とか「突然」に思えてしまう。


N女子のよく知っているお店が休みらしく、急遽、若手社員に紹介してもらったと言うお店で待ち合わせた。

これがすこぶる変わった店で、知る人ぞ知る的な、知らない人はずっと知らない的な、

「これ何の店?」って感じの怪しい雰囲気が漂っていた。

目印なのか入口には賄い姿のマネキンが立っていて、

かと思えば、目立ちたくないのかい?と言いたくなる小さな看板、

矢印が指す方向は上で、古い外階段を二階に上がれと言っている。

一般のアパートの一室に向かうように、なんの飾りつけもない二階の廊下を歩くと、、

ぶっきらぼうな団地の玄関のようなドアに突き当たった。

「ここは大人の隠れ家をコンセプトとした店で、お子様の入店はお控えください」みたいな、

怪しい文言がシールで貼り付けられ、イメージ的には「SMクラブ」、

薄暗い店内、ガラス張りの床、背もたれの高いソファーで囲まれた個室形式のテーブル席、

既に62歳N女子が、居心地悪そうに座っていた。

「ごめんなさいね、takichiさん、変なお店に呼びつけてしまって、もっと照明を明るくしてってお願いしたんですけど・・・」

「それは無理でしょう、大人の隠れ家ってありましたから。なんか怪しい雰囲気ですね~、N女子こんな趣味あったんですか?」

「えっ、いや、若い職員に紹介してもらったものだから、紹介者が悪かったですね。一杯飲んで出ましょうか?」

「いやいや、大丈夫ですよ、しばらくすれば目は慣れますよ、たまにはいいじゃないっすか、怪しい世界も、取りあえず注文しましょう」

テーブル横のタッチパネルでメニュー番号をプッシュしてオーダーするシステム、

イケメンウェイターを何度も呼びつける煩わしさがなく、

来店客の雰囲気を壊すことがないよう配慮された仕組みのようだ。

洋風居酒屋系のメニューは、なかなかお洒落な料理ばかりで、しかもそれほど値段も高くない。

落ち着かない様子だったN女子も、飲み物と料理がテーブルに並び始めると、少し安心顔になった。

「お久しぶりです」とビールで乾杯、料理もなかなかの味、

「これは使える!」と何かを企むtakichiであった。


N女子の話は、何の捻りもないストレートな話で、㈱MPに来て欲しいと言うこと。

いかにその会社が素晴らしいかを力説、居心地の良さもアピールする。

経営者の資質、社風、目的がオレにピッタリ合っていると断言する。

「私の直感は大体当たる、これまでも大きな仕事では発揮されてきたのよ」

と、薄明かりの中、預言者のような口ぶりで、N女子自体も怪しさに包まれていく。

現在所属する会社と180度異なる雰囲気に興味は持てるが、

既に新しいしがらみが生まれている。

義理と人情のVシネマ男だけに、そうは簡単に答えは出せない。

「近々、会社に遊びに行きますよ、それから考えましょう」で、取りあえずはお開きにした。

実際にN女子の会社に遊びに行くのか?

今の会社で新しい展開が起きるのか?

「義理」と「人情」を秤にかけるのか?

「仕事」と「金」を秤にかけるのか?

「夢」と「現実」を秤にかけるのか?

「楽」と「張り」を秤のかけるのか?

後は、成り行き任せかな~。


怪しい昨晩とはうってかわって、グッドモーニングな職場での選曲はイーグルス、

「New Kid In Town」



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Posted by takichi at 09:58│Comments(0)USA
 
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