2010年11月17日
忘れられない、お姉系ラーメンの味!
本日の昼飯は、ちょい用のついでに寄った初寄りのラーメン屋の味噌ラーメンだった。
一口汁を啜った後に、チャーハンセットにすれば良かったと後悔する味だった。
大味なラーメンではあったけど、全く食えないと言うほどでも無いので、
ゆっくりと、味わいながらではなく、義務的に、努力を重ね全部食べた。
食べながら頭の中では、あの時の、あの場所の、あの美味いラーメンを思い出していた。
かれこれ20年前の東京勤務時代の話、
当時、社員寮は千葉県市川市にあって、市川駅から15分程度の菅野と言う場所だった。
社員は皆、東京勤務っぽく、チャリで駅まで通っていた。
赴任したばかりのオレは当然チャリは無く、1年先に東京赴任をしていた同期のK順と二人乗りをしていた。
いい大人がチャリで2ケツは無いだろうと思うかもしれないけど、
赴任したばかりのオレに近隣の道が分かるはずもなく、
体育会系で脚力も有り、面倒見の良いK順が、道を覚えるまで、チャリを手に入れるまで、
駅までの道案内を兼ね、チャリ2ケツをやってくれたのだ。
業務で忙殺されるほどでもない東京支店では、行員はほぼ同時に終業を向かえ、帰宅も一緒だった。
男同士で仕事の話をしながら電車に乗り、職場のあった新日本橋駅から約20分程度で市川駅に到着する。
と、時間的な余裕もあることから、そのまま帰宅することは少なく、お互いに目を合わせ「ちょいと一杯」となる。
♪ちょいと一杯のつもりで飲んでと、
戦後高度経済成長期時代からサラリーマンの習性は変わらないもので、
♪いつの間にやらはしご酒、になることもしばしばだった。
「今夜の気分?」と聞かれると、タモリと逸見みたいに「今夜は最高!」と叫ぶ酔っ払いたち。
更に、「何だか腹減ったな~、何か食わねーか~?」
「いーね、いーね~」
伝統的な酔っ払いのレールを順調に進み、一切のイレギュラーがない。
「駐輪場の近くに屋台が出ているから、そこでラーメン食おう!」
さすが東京勤務1年先輩の同期K順、酔っ払いの王道のツボを心得ているじゃないか。
「いくべー、いくべー」で屋台に向かう。
ヨタヨタと屋台にたどり着き、暖簾を捲ってドカッとベンチに腰を下ろす。
「K順、何がおいしいの?」
「スタミナ、スタミナ!」
「オヤジ、スタミナくれよ」
「あいよっ!」
湯切りした麺を丼に入れ、御汁をかける、
そしてメインのスタミナサービス、
何と言う調理器具かわからないけど、丼の真上に掲げ、
生にんにくをまるごと1個押し潰し、にんにく汁を御汁にたっぷりと垂らす、そして、さらに生卵1個を落とした。
「間違いね~、こりゃ~、スタミナだよ」
にんにくと生卵のエキスが五臓六腑を駆け巡り、猛獣のようにラーメンにガッツいた。
いや~、とにかく美味かったな~、あのラーメン。
家に帰ると、「臭い、臭い」で罵られていたけど、飲酒後のスタミナラーメンは慣習化した。
ラーメンを食った後は、かなりの上機嫌、
K順のチャリの後で、鼻歌を歌いながら社宅に向かうtakichiであった。
今思えば、酒で酔っていてもチャリ2ケツが可能だったK順の体力は、相当なものだな~。
そう言えば、あの屋台のオヤジ、腕に刺青が見えてたけど、お姉言葉だったな~。
お姉のヤクザ崩れだったような?K順、覚えているか~?
今度、酒を飲みながら思い出してみようぜ!
と言うことで、お姉つながり、
歌う仕草がお姉してるやつをアップしてみるぜ。
マイケルのような声で、かなり旨いヴォーカルを聴かせる若手、
1人デュエット、1人男女、
これはデュエットと言っていいのか、男男女なのか?
"For Good" from Wicked (ft. Nick Pitera)
Posted by takichi at 22:55│Comments(0)
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