2010年10月12日
秋には、旧制中学の話
現在の学校教育法が施行される前の旧制中学は、今の高等学校にあたるようで、
第一中は首○高等学校、第二中は那○高等学校、第三中が名○高等学校となっているようである。
所謂、伝統ある名門校で、何人もの優秀な人材を輩出しており、卒業生は社会のいたる所で活躍している。
特に一中、二中は県内有数の進学校として有名で、「し」の付く職業の方々(医師、弁護士、税理士等)も多い。
卒業生に成功者が多いと言うことは、同窓会も盛んだと言うことで、
これまた伝統ある同窓会が、頻繁且つ派手に開催されているようだ。
畑仲間にも、一中、二中出身がいるが、二中出身の畑会議欠席理由に、同窓会打ち合わせが多かったことよ。
各年度で代表幹事が数名選出され、同窓会が終わるたびに引継ぎを行っているようで、
名門校卒業者のプライドを擽るイベントとして、かなり定着しているようだ。
その強いプライドからか、ただの年寄りだからなのか、敢えて旧制中学名で出身校を聞いてくる輩もいる。
東京勤務時代、あるお客さんの紹介で都内で開業しているお医者さんの家を訪ねたことがある。
預金勧誘だったと思うが、訪問理由ははっきり覚えていない。
ただ、応接室に通され、70代の当人と向かい合わせで交わした会話ははっきり覚えている。
「先生は沖縄出身でいらっしゃるんですね、いつ頃上京されたんですか?」
「ん~、そうだね~、昭和○年に二中を卒業してからだね~、ところで君は何中出身なの?」
「はっ、私ですか、私は寄○中の出身です」
と、ナチュラルボケ満開で、普通に自分の出身中学校で答えていた。
「ん?何中だって?聞いたことないな~」
「沖縄も随分変わりましたから」
とか何とか、適当な会話でかわしていたけど、随分偉そうに二中をアピールしていた。
後輩であれば取引してもいいと思ったのか、オレの態度で契約成立は無かったけどね。
ややこしい、一中、二中、三中、
「サンチュー、それじゃあ」
復員軍人の日にはまだ早いけど、
「Thank You Soldiers」
Posted by takichi at 21:45│Comments(0)
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