2011年03月10日
人生は小さな出来事の積み重ね

「その1」
もう3週間は前になるだろうか、N女史の紹介で出会ったMP社長と同伴した泡盛の会に、
オレの親父の同級生で恩師だったN先生を会場で見つけた。
前に親父が、そんな感じの泡盛の会の会員だと言っていたような・・・。
うろ覚えの記憶は、間違いのない事実だった。
よぼよぼになってはいるけど、十分に面影が残っているN先生に声をかけてみた。
「N先生じゃないですか?覚えてないかもしれませんが、教え子のtakihciですよ、Kの息子の」
「おー、覚えているよ、銀行じゃなかったのか?そうかそうか、銀行辞めたのか、名刺に自宅住所も書いてくれ」
「えっ?」
「本を書いたから、君にプレゼントするよ」
で、宅配便で届いたのが上の写真の立派な装丁の辞典、
これが面白い、
「しまくとぅば」とは沖縄の方言のこと。
中身は次の更新ネタにして紹介しよう。
本が届いたその日に、和紙のハガキに「ありがとう」と大きく書いたお礼状を送付した。
「その2」
N女史と、魅力的な常務さんと飲んでいる時にも話題に出た、長期入院療養中のO先輩、
だいぶ前に入院している話は聞いていたのに、1度もお見舞に出向いてなかった。
気にしながらも行動しないのは、シカトしているのと同じで後悔しそう、
突然、そんなことを思ったので、本日お見舞に行ってみた。
やせ細り痛々しいと聞いていたのだが、順調に回復しているようで、悲しくなるほどの痩せ方ではなかったし、
リハビリもうまくいっているようで、普通に歩ける状態だった。
そして、いつものOさん節が全開バリバリで、会社に帰る予定が、帰る時間を逃すくらい話し込んでしまった。
更にリハビリがうまく行けば、近いうち、一緒に食事でもできそうだ、Oさん節の健在に何だか安心した。
「その3」
競売物件に掘り出し物を見つけたので、役員会の承認を得て、入札のために裁判所に行った。
裁判所の入口に、見たことのある禿げ具合の小太りメガネ男が女性と話こんでいる。
オレ 「コラ、逮捕するぞ!」
太郎平 「おっ、何で?」
オレ 「太郎平、何してる?」
太郎平 「オレは弁護士で、セクハラで訴訟で・・・もごもごもご・・・」
しどろもどろに冗談で返そうと落ち着きのない喋りを展開する太郎平、相変わらずドジ男な感じだ。
太郎平 「4周年、土曜日に行こう、土曜日に、明日行くの?明日、土曜日に行こう・・・もごもごもごもご」
50歳を超えても、落ち着くことはないようだ。
(その4)
銀行で入札保証金を送金し、その足で入札場所の裁判所へ向かった。
裁判所の受付で入札袋を手渡すと、事件番号を見た担当のセリフ、
「あっ、この事件、昨日取り下げになりましたよ」
そんな重要なことを、何の躊躇もなく簡単に吐くか!
〇千万円の入札保証金が宙ぶらりんになってしまうではないかい。
「すいません、先ほど、保証金を入金したので本日中の取り消しは可能ですか?」
「手続き的に2~3日、いや5~1週間かかるかもしれません」
「ちょっと待ってください、金額も金額ですし、本日の処理ですから、送金の取り消しでできませんか?」
会社の金を無駄に宙ぶらりんにさせるわけには行かず、食い下がってみると、
後方の少し若い女性が、事務方に確認を取り、組み戻し手続きで本日中の返金が可能かもしれないと言う。
腹の中では「可能かもしれないじゃないだろう、今日中に何とかするべきだろう」と思いながらも、
「それじゃあ、その手続きでお願いします」と、裁判所に楯突くアホより低姿勢で実を得る常識人を選択した。
「でも手数料がかかりますよ」
理不尽な、あまりにも理不尽なセリフに苦笑いで返すしかなかった。
入札保証金の送金で手数料を払い、こちらの不備は一切無いのに返金してもらうため手数料が出る。
まるで、痴漢もしてないのに「やめてよ」と女性に往復ビンタされているようなもんじゃないか。
この裁判所のシステムでは冤罪も有り得る、行動に気をつけようと心に決めたtakichiだった。
「人生はそんな小さな出来事の積み重ねだな」、空を見上げ意味もなく笑みを漏らすオレがいた。
ラッキーなんだかアンラッキーなんだか。
「Ronnie Wood」 で「Lucky Man」
Posted by takichi at 21:26│Comments(0)
│UK