2010年08月19日
ボクは5歳 ボクは105歳 ボクはクサイ ボクハクサイ
「ボクは105歳」と言うメルアドを持つ変態が、オレの友達にいるけど、
そいつの変態話を書こうと思っているわけではなくて、涙が止まらなかった映画の話。
「105歳」のそいつも、忘れられない映画としてメルアドにしたのかどうか、
確認した事も、話題にしたこともないので定かでではないが、何かしら関連はあるかもしれない。
小学校3年生とか4年生の頃だったと思う。
メインで観に行った映画は、当時なぜか人気のあった「中村光輝」主演、
「ママいつまでも生きてね」だった。
タイトルから、即内容が想像つくかと思うが、
病魔に冒され死に至る健気な少年が、生前に残したママへの言葉がタイトルだ。
小学生ながら、感動したい、泣きたいと思ってこの映画にチャレンジしたのか、
無理矢理母親に連れて行かれたのかどうか、誰と見たのか全く記憶に残っていない。
うろ覚えで、フラッシュバックする映像は少ないけど、
手術で片腕を失いもう一方の腕だけで一生懸命跳び箱に挑戦する「中村光輝」の姿に、
ウルウルしたことははっきり覚えている。
当時の映画館では2本立てが当たり前で、メインの映画の後は付録程度の感覚で2本目を見ていた。
そんな感じで特に期待もせず、帰るのは勿体無いから的にスクリーンを眺めたはずだ。
その付録の映画が「ボクは5歳」だった。
5歳の男の子が一人で電車やバスを乗り継ぎ、遠方で離れて暮らすお父さんを訪ねる、と言うストーリー。
旅の途中でのエピソードや大人との会話では、大いに笑わせてくれて、
クライマックスのお父さんに会うシーンでは、うるうるではなく、号泣させられた。
期待せずに観始めたことと、小学生をぐんぐん惹きつけるストーリー展開は、
気持ちのギャップを激しくした。
こんなに涙を流すなんて、オヤジにベルトで折檻されても、ここまでは泣かなかったと思う。
出稼ぎで作業着を着ていたお父さんは、確か「宇津井健」じゃなかったかな~?
「宇津井健」の激しいオーバーアクション演技も気にならなかったんだから、
かなりの泣かしテクニック映画だったんでは?
なぜ急に「ボクは5歳」が出てきたか?
実は、最近読んだ文庫「新堂冬樹」の「ボクの行く道」が、まさに「ボクは5歳」の世界だったのだ。
ボクは5歳でなく小学校3年生、会いに行くのはお父さんではなくてお母さん、
お母さんは出稼ぎではなくて○○○○(今から読む人もいるかもしれないので○にしておく)、
裏のドロドロ世界も、少年少女の純粋な世界も描くことができる「新堂冬樹」は、オレより5~6個年下、
映画「ボクは5歳」は、当時、保育園に通っていた子にも多大な影響を与えたと言うことか?
それはそれは凄い涙の邦画だったってことだな!
と言うことで、涙つながり、
5歳の一人旅は、恐怖の涙も伴ったということで!
明日はまるっきり違う「金環蝕」の話にしようかな(メモのつもり)
http://www.youtube.com/watch?v=AMjzxHzZnnI&feature=search
Posted by takichi at 21:43│Comments(0)
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