2009年11月30日
I Can't Live!
14時間ぶっ通しで酒を飲んだアホなオヤジの名は、takichiと言う。
彼は11年前、銀行人事部で採用担当者であった。
就職を希望する大学生と一日中面接を行い、銀行に適正があると思われる学生を選抜する仕事だ。
見込みのある学生とは1対1で何時間でも面接し、その資質に光るものを感じれば、
採用責任者である人事部長へ、内々定の推薦を行うのである。
当時の人事部では、採用に関する採用担当者の権限は絶大で、
takichiが推薦を行った学生は、余程のことが無い限り、内々定を得ることができたのだ。
就職希望の学生にとって、takichiをクリアすることが、就職への道だった。
ところが、takichiと言う男は、一筋縄でいくようなタイプではなく、
どんなに高学歴だろうが、どんなに成績が良かろうが、どんなに金融の知識をひけらかそうが、
簡単になびいてくれない。
全く予想もしない質問ばかりで、事前に学んだ面接のテクニックがひとつも通用しない。
takichiの面接を受けた多くの学生が、
「銀行ってこんな所だったっけ?」と首を捻って帰って行った。
当時の銀行を取り巻く環境は、「ビッグ・バン」と言う言葉で表わされるように、
爆発寸前の果てしない可能性と、裏に潜む闇の世界が同居していて、
銀行に対する先入観を裏切るtakichiの対応が、そんな変わり目の金融界とオーバーラップし、
魅力的な世界に感じる学生も多かった。
これは、明らかに銀行の罠だったのだ。
そして、その罠に嵌った平成11年度入行者たちが、今年入行10周年を迎えた。
長い前置きになってしまったけど、土曜日は、その10周年パーチーがあって、
当時の人事採用ラインの一人として、オレもお呼ばれに預かった。
ホテルのパーチールームで、
お昼の12時30分会場、13時開宴と言う結婚式みたいなスケジュールで行われた。
久しぶりに会う人事、研修関係者と話も盛り上がり、ビールも酒もガンガン進んだ。
あの頃20代のあいつらが、30代の中堅面してて頼もしく、ガンガン酒が進んだ。
立席パーチーだけど、椅子を引っ張り出し、ドカッと座って、ガンガン酒が進んだ。
夕方4時からは、小洒落たレストランで、ドッシリ落ち着いて、ガンガン酒が進んだ。
その後の記憶が定かではないが、いつもの畑人仲間と連絡を取り、ガンガン飲んだようだ。
全く定かではないが、帰宅した時間が夜中の2時を回っていたようだ。
「14時間酒を飲み続けるバカオヤジ」と、家で評判になっているので間違いないだろう。
「信じられない!お前は酒が無いと生きていけないのか?」
「Cannot you live if there is no sake?」
「I Can Live without sake!」
http://www.youtube.com/watch?v=S9aNIhxIz10
Posted by takichi at 21:39│Comments(0)
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