ブログネームの「takichi」は、どこにでもいるような名前ではないので、結構お気に入りなのだが、
オレの漢字4文字のフル本名は、ここ南の島で石を投げると、当たる確立が高い平凡なものなのだ。
実際に石を投げたことがないので実証はされていないし、人間以外に同姓同名がいるかどうかもわからないが、
銀行時代に貸付の第一段階、ブラックリスト照合では、何人もの同姓同名がリストに登録されていた。
勿論、生年月日が異なるのでオレと別人28号であることには間違いないけど。
全国的に言えばドカベンの「山田太郎」とか「佐藤栄作」に対抗した「佐藤B作」みたいなものか、違うか!
とにかく、どこにでもいる名前なので、近くに同姓同名がいるという不幸が長年続いていた。
小学校の時には、座高が長く、口ひげを生やし、老けたスケベ顔の同姓同名がいた。
誰かに「同姓同名なんだ~」とか言われると、自分も老けたスケベと思われているようで嫌だった。
中学にはいなかったかもしれないが、記憶にないのでいたとしても被害が少なかったのだろう、
おかげで、同姓同名の呪いを忘れてしまっていたのに、
高校生になると、また同姓同名と遭遇してしまった。
しかも、高3で同じクラスになってしまったのだ。
文字的には相手が漢字3文字なので字面での区別はつくし、見た目も雰囲気も全く異なるのだが、
読み方が一緒で声に出せば同じ名前、クラスの中じゃ特に紛らわしくてしょうがない。
ある日、その同姓同名と対峙したときの会話、
オレ 「お前はもう一人のオレだから、『もういち』って呼ぶからな!」
同姓同名 「『もういち』はそっちだろ!」
交渉決裂
それでもクラスメイトの中では、紛らわしさを解決したかったのだろう、
結局、彼は「三級」と呼ばれるようになった。
将棋なのか囲碁なのか習字かそろばんか?何の「三級」からきているのかは知らない。
後々、面白いエピソードを残す強烈キャラで、
彼の家に遊びに行ったり、大学に入ってからも交流があったりした。
さすがに横浜の大学に進学すると、
同姓同名どころか同姓に遭遇することもなく平和な学生生活を送ることができた。
が、
大学卒業後、南の島の銀行に就職して1年後、またしても後輩に同姓同名が現れた。
新人紹介の社内報で見つけてがっくりしたが、さらにその2年後にも同姓同名が入社してきたから驚いた。
もういい大人なのでオレは特に意識することはなかったが、
銀行の先輩として、少し目立つ存在だったこともあり、後輩の方がかなりオレを意識していたようだ。
最後にはオレの後任として赴任してきたので、引継ぎの挨拶がややこしくてしょうがなかった。
同姓同名だが、オレの名前には「志」が付いて彼にはついてなかったので、
「「志」のない○○です、よろしくやってください」と挨拶回りをした。
オレ的には冗談なのだが、マジに気分を害している真面目な同姓同名がいた。
同姓同名の話でどうやってこの曲にもっていけばよいのか?
まだまだスランプのようで、そう簡単に「New Soul」にはなれないようだ!
Yael naim New soul