「涙そうそう」並にメジャーな曲になった「童神(わらびがみ)」、
お酒の飲み過ぎで2日間ブログ更新を怠ってしまったので、
日曜日の夕方、空いた時間に軽く一発更新をしておきたくて、
youtubeのお気に入りにざっと目を通していると、目に留まった沖縄の名曲。
坂本龍一がヨーロッパツアーに引き連れた「ネーネーズ」の「古謝美佐子」の作品だけど、
いろいろな人がカヴァーしているようだ。
「夏川りみ」と競演している画像があったので、そっちをアップしておく。
実は、「童神」の曲自体が目に留まったわけではなくて、
「夏川りみ」の顔が記事更新のヒントになったのだ。
学生時代の話だけど、
喫茶店でウェイターのアルバイトをしていた時、
指導をしてくれたのは先輩ウェイトレスで、当時、35歳~40歳くらいだったかな?
20代初期の頃なので、年上の年齢が30歳以上は同じにしか見えなかったので、はっきりしない。
お姉さんと言うよりは親戚の叔母さんみたいな感じで接していたけど、
比較的真面目なオレは、その叔母さんから結構気に入られて、是非、彼女を紹介したいと言う。
この叔母さん、実は喫茶店のウェイトレス以外に着物着付教室の先生もやってて、
そこの生徒を紹介してくれると言うのだ。
「おー、ないちゃー(本土の人)と遊べる~」と、ニタニタしてたら、
「その子、沖縄の出身だから、きっとtakichiと気が合うはずよ~」だと。
「ん~」と、思わず唸ってしまったけど、いつもお世話になっている先輩からの折角の紹介だし、
あまり気乗りはしなけど、「オレはいつでもいいですよ~」と好青年ぶった返事をしていた。
こういう話は早い方がいいと、叔母さんは早速先方に連絡し、まずはオレの働く喫茶店に来ることになった。
それから一週間も経たないある日、2名の若い女の子がやってきて、紹介された。
一人は、宮崎出身の同じ職場のお友達らしく、2×1の変なお見合いとなってしまった。
夕方5時頃、早めにバイトを切り上げて、3名で元町あたりをブラブラする、ありふれたデートをした。
とは言っても、まだ横浜に住んで1年足らずの頃だったので、不案内な元町を迷子になりながらの案内だ。
沖縄の子は、目がくるりとした沖縄らしい顔立ちで、
終始ニコニコ顔で、オレが何を喋っても大うけしてくれる朗らかな女の子だった。
出身を聞くと中部方面で学校も全て中部らしい、
オレは当時酷い差別男で、那覇以外の女は女じゃないと平気で言っていた。
だから、性格も良さそうないい感じの子でも、当然、出身を聞いただけで、付き合う対象ではない。
適度に楽しい時間を過ごし、その日は解散した。
後日、叔母さんから、
「とってもいい感じだったらしいじゃない!あの子はその気みたいだけど、付き合ったら?」
「いやー、可愛いくて性格も良さそうだけど、実はオレ、ホモだし・・・」で、誤魔化したのであった。
沖縄に帰り、就職も結婚もし、子供が出来てからだけど、テレビで初めて「夏川りみ」を見たとき、
マジに、横浜で紹介されたあの中部出身の女の子だと思った。
有名になるにつれ「八重山出身」だとわかり、人違いであることが判明したけど、
マジに、激似で、「夏川りみ」を見る度に、あの子のことを思い出し、
小さな島の小さな那覇市に拘る自分を振り返る。
本土就職をした若い女の子の、寂しさを紛らわせるお友達程度の付き合いは、するべきだったと後悔している。
http://www.youtube.com/watch?v=aUhKkT3bjLc&feature=related