ボクは5歳 ボクは105歳 ボクはクサイ ボクハクサイ

takichi

2010年08月19日 21:43



「ボクは105歳」と言うメルアドを持つ変態が、オレの友達にいるけど、

そいつの変態話を書こうと思っているわけではなくて、涙が止まらなかった映画の話。

「105歳」のそいつも、忘れられない映画としてメルアドにしたのかどうか、

確認した事も、話題にしたこともないので定かでではないが、何かしら関連はあるかもしれない。


小学校3年生とか4年生の頃だったと思う。

メインで観に行った映画は、当時なぜか人気のあった「中村光輝」主演、

「ママいつまでも生きてね」だった。

タイトルから、即内容が想像つくかと思うが、

病魔に冒され死に至る健気な少年が、生前に残したママへの言葉がタイトルだ。

小学生ながら、感動したい、泣きたいと思ってこの映画にチャレンジしたのか、

無理矢理母親に連れて行かれたのかどうか、誰と見たのか全く記憶に残っていない。

うろ覚えで、フラッシュバックする映像は少ないけど、

手術で片腕を失いもう一方の腕だけで一生懸命跳び箱に挑戦する「中村光輝」の姿に、

ウルウルしたことははっきり覚えている。


当時の映画館では2本立てが当たり前で、メインの映画の後は付録程度の感覚で2本目を見ていた。

そんな感じで特に期待もせず、帰るのは勿体無いから的にスクリーンを眺めたはずだ。

その付録の映画が「ボクは5歳」だった。

5歳の男の子が一人で電車やバスを乗り継ぎ、遠方で離れて暮らすお父さんを訪ねる、と言うストーリー。

旅の途中でのエピソードや大人との会話では、大いに笑わせてくれて、

クライマックスのお父さんに会うシーンでは、うるうるではなく、号泣させられた。

期待せずに観始めたことと、小学生をぐんぐん惹きつけるストーリー展開は、

気持ちのギャップを激しくした。

こんなに涙を流すなんて、オヤジにベルトで折檻されても、ここまでは泣かなかったと思う。

出稼ぎで作業着を着ていたお父さんは、確か「宇津井健」じゃなかったかな~?

「宇津井健」の激しいオーバーアクション演技も気にならなかったんだから、

かなりの泣かしテクニック映画だったんでは?


なぜ急に「ボクは5歳」が出てきたか?

実は、最近読んだ文庫「新堂冬樹」の「ボクの行く道」が、まさに「ボクは5歳」の世界だったのだ。

ボクは5歳でなく小学校3年生、会いに行くのはお父さんではなくてお母さん、

お母さんは出稼ぎではなくて○○○○(今から読む人もいるかもしれないので○にしておく)、

裏のドロドロ世界も、少年少女の純粋な世界も描くことができる「新堂冬樹」は、オレより5~6個年下、

映画「ボクは5歳」は、当時、保育園に通っていた子にも多大な影響を与えたと言うことか?

それはそれは凄い涙の邦画だったってことだな!

と言うことで、涙つながり、

5歳の一人旅は、恐怖の涙も伴ったということで!

明日はまるっきり違う「金環蝕」の話にしようかな(メモのつもり)

http://www.youtube.com/watch?v=AMjzxHzZnnI&feature=search

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