「日本の沖縄の猫の肉球」
どの番組だったか忘れたけど、お笑い番組で、「江頭」が物真似をするコーナーがあった。
いつもならパソコンを開いているか、本を読んでいるかのどっちかなので、まともに見ることはない。
なぜかその日は、例の血管が切れそうな江頭アクションを見てしまっていた。
どの物真似も、BB・キングみたいに、ためて、ためて、ためて、名前を言うだけの下らないもの。
ただひとつだけ、思わず笑ってしまった物真似があった。
司会か誰かが「プラズマテレビの物真似をお願いします」と、無理なリクエストをした。
江頭は何度も「なに?」と聞き返した後に、他の物真似と同じパターンの力み顔で、
「フランスのテレビ、フランスのテレビ」と言いながら、部屋中を歩き回っていたのだ。
バカな物真似注文に、これまたバカの二乗の聞き違い物真似、江頭が生き残れる芸能界ってすごい。
「何を言ってるんだ、こいつ?」と思われた方、
実は、本日のブログタイトル「イギリスのフォーク」に掛けたつもり。
本日の音楽記事、「Bert Jansch」と「Pentangle」につなげるための前振りだったのだ。
ウッディ・ガスリー、ボブ・ディラン、ニール・ヤング、ジョン・バエズ、ジョニ・ミッチェル等、
アメリカのフォークシンガーは、簡単に名前をあげることができる。
洋楽でフォークと言えば、USA産のミュージシャンが取り上げられることが多いからだ。
イギリスはどうだろう?
強いてあげればヴァン・モリソンぐらいで、なかなか名前が出てこないのでは?
特に本日紹介する「バート・ヤンシュ」と「ペンタングル」をご存知の方はかなりの洋楽強者だ。
音楽情報誌や音楽番組でもほとんど話題にならなかったUKフォークに詳しい方には、
takichi創設「ほぼUKネイティブ賞」を授与したくなる。
だからと言ってオレも詳しいわけではないけど、
例によって例のごとく、渋谷陽一の影響で知っているミュージシャンであった。
特に「ペンタングル」のギタリスト「バート・ヤンシュ」は、
あの「ジミー・ペイジ」が多大な影響を受けたと言うから、聴かないわけがない。
アメリカのフォークは、電気ギターを抱えだしてから、フォークロックと呼ばれるようになったが、
このイギリスのフォークは、どちらかと言うとジャズの香りが強い。
ウッドベースの音もそうなんだけど、小難しいコードを弾いているギターの影響もある。
文学青年、ジャズ喫茶、安保闘争、安田講堂、セクト、反体制、煙草の煙、冷めたコーヒー、
そんな言葉を連想する「イギリスのフォーク」を聴くと、
パンクとは異なる「静かな過激さ」を感じてしまう。
オレだけかな?
まずは1曲目、フォークらしい曲を聴いてみて!
http://www.youtube.com/watch?v=_q9of8OhkeQ
次にバート・ヤンシュの素朴なギターの音色と歌声に癒されてみよう。
http://www.youtube.com/watch?v=uAuHUOfaWqY&feature=related
そして、これはジャズじゃないの?って感じのインストナンバー。
http://www.youtube.com/watch?v=xRrnHrnweFg
明日の畑人会議は、真面目に文学でも語ろうかと思う!