「しわすだな~、ぼか~、君といる時が1番しわすなんだ!」
早いもので今年もラストマンスに突入してしまった。
14時間、酒を飲み続けている間に、世の中は年末に向かっていたようだ。
なんて能天気なオヤジなんだ、オレって奴は。
きっと街は、イルミネーションの彩りで華やかさを増し、
行き交う人は誰も足早で、年末の準備に忙しいに違いない。
世間から見放されたオヤジだけ、季節感のない生活を過ごしている。
14時間暴飲後は、しっくいで「シーサー」作りに勤しんでいるのだ。
卑下しているように見せかけ、実は浮世離れした自分を楽しんでいる。
この一週間では作品が完成するので、ブログでの公開を楽しみにしていただきたい。
「シーサー」とは沖縄の方言で「獅子」のこと。
門や屋根に据え付けられる魔除けの置物で、沖縄県ではごく一般的。
最近では観光土産のキーホルダーや小物のオブジェ等、
多種多様な形態の「シーサー」が見られるようになっている。
おそらく中国あたりから伝わってきたものと思われるが、
東風平友寄の「石シーサー」が始まりと言われている。
元々は、何もかも失う火事を恐れての火除けだったらしいが、
歴史を重ねることで、なぜか「火」が「魔」に変わってしまったようだ。
後50年もすれば「魔」が「裸」に変わるのだろうか?
くだらない発想をお届けする自分が愛おしい。
材質は石や、素焼き・本焼きの陶器、漆喰が基本で、
左官で鍛えた鏝さばきを試すには、やはり「漆喰シーサー」なのだ。
とは言っても、いきなり大きな「シーサー」にチャレンジしても仕上がりに自信は無く、
鏝の代わりに、洋食で使用するナイフで上塗りする「小物シーサー」を作り始めた。
小さくカットした赤瓦を重ね、番線(針金)で形を整えて、漆喰で上塗りをしていく。
まだ、足から胴体を一回塗っただけで、肝心な顔、表情は明日以降の着手。
何だか楽しい「漆喰シーサー」作りで、
浮世離れだろうが、世間ずれだろうが、季節感が無かろうが、お気楽、能天気!
そんな気持ちを12月の歌で表現するなら、
クリスマスソング第一弾、
偉大なるワンパターン野郎たち「Status Quo」で、
「It's Christmas Time」
http://www.youtube.com/watch?v=Ci50woxjyGs&feature=related