大工、ヤクザ、結局、リーマン

takichi

2011年01月14日 09:43

おはよう~、

本日も、本格的にお仕事が始まる前にブログを更新してみよう。

家のPCは、「いっこく堂」の「海外中継」みたいに、キーパンチに時差反応まで生じてきて、

映像に掛け合わせた文章を考える気分を完全に阻害してしまう。

職場でのブログ更新は、後ろめたい気持から落ち着いて出来るものではないが、後ろめたさも少しだけ。

よく考えてみれば、そんなに張り詰めてするような職種じゃないし、

張り詰め職種バリバリの銀行をドロップアウトして今があるわけで、気楽にやっていこうぜい!


今の職場は、同業他社の常務さん、オレより先に銀行に見切りをつけた元仲間の紹介で就いた。

プー太郎の後、16歳連中と左官を学んでいたオレを、いきなり総合企画部長に据えたのだから、

まあ、抜擢っつうか、スカウトみたいなものだ。

スカウトって言うとなんだかカッコいい感じがするけど、実態は大したことないけどね。


オレが最初にスカウトされたのは、まだ十代の頃、

十代?じゃあジャニーズか?

そんなわけがない。

高校時代のだらしない生活を反省し大学進学を決め、浪人生活に突入した18歳、

受験勉強に集中するため、今は亡き祖母の家に大き目の部屋を確保した。

古い家だったので、それなりに改修が必要で、祖母は知人の大工さんにお願いした。

改修費用の節約から、プロの大工は一人、時間がいっぱいあるオレが手元として張り付いた。

小規模改修工事だから、プロは一人でも十分、手作業の手元として、オレはかなりこき使われた。

お仕事を終えて棟梁のお言葉、

「受験は止めて、大工にならないか?お前、上等だけど」

オレの返事は、

「まさかや~(まさか、でしょ)」


次のスカウトは20代、

高校時代の怠惰な生活から、2年の大学浪人を経て、無事、第二希望くらいの大学に入学できた。

極貧学生だからアルバイト漬けは当たり前で、大学近くの喫茶店でウェイターをやっていた。

パチンコ屋ビル隣で酒屋の2階ではあるが、

各種コーヒー豆を揃えサイフォンで入れる本格的コーヒー屋さんだった。

環境がパチンコ屋と立ち飲みコーナーのある酒屋の近くだから、それなりの客が来店することも多かった。

関西弁モロ出しで、パンチパーマのお兄さんお二人も、その系の常連さんだった。

毎日のように来店があったので親しく話すようになり、関西から出てきた理由も聞いた。

○口組の方々で、関東進出の足掛かりだったのだ。

コーヒ-を運ぶ度にパンチのお兄さんのお言葉、

「お兄ちゃん、えーな~、川崎連れってったるわ~」

オレの返事は、

「えっ、・・・、は~、・・・」

はっきりせずに有耶無耶に誤魔化す、

ヤクザの好意をかわすにはこれしかないと思っていたのかな?


もしかすると大工になっていたかもしれないから、

本日は「Carpenters」で「Close To You」
さあ、まじめに仕事をしよう!

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