You Make Me Feel Brand New

takichi

2010年07月27日 22:00



シンプリー・レッドヴァージョンと、どちらをアップしようか少し迷ったけど、

やはり、オリジナルのファルセットヴォイスが聴きたくなって、スタイルスティックスヴァージョンに決めた。

中学3年から高校1年当時は、こういうソウル系のファルセットバラードに、あまり興味を持っていなかった。

特に、「I Can't Give You Anything」なんて流行り過ぎで、どこからでも聴こえてきた耳タコサウンド、

今でも聴く気がしないし、最近のCMなんかで使われたりすると、嫌な気分さえする。

そうかと言って全部が全部嫌になるわけじゃなくて、たまにこんなベタなバラードも聴きたくなるのだ。

いつだかわからないけど、頭や身体や心に残ってしまったと言うことだろう。

どこからか聴こえてきて、「あっ!」と、何だかタイミングが合ってしまうと言う感じか。

そのタイミングをもう一度的に聴きたくなる時があると言うこと。

この曲は、大分前だけど、テレビ番組からいきなりオレの耳に飛んできて、「あっ!」となってしまった曲だ。


今もやっているのかどうかわからないけど、NHKの歌番組で「青春のポップス」と言う番組があった。

洋楽を日本人がカヴァーする番組で、出演者が、「松崎しげる」とか「西条秀樹」とか「渡辺真知子」とか、

更に「アルベルト城間」、「尾藤イサオ」等々、かなり激しくベタっつうか、懐メロ系の洋楽ポップス番組だった。

最近はyoutube三昧で、音楽に飢えることは少なくなったけど、まだテレビに期待していた頃の話。

洋楽を聴かせてくれるなら、出演者がベタだろうがなんだろうが関係なく、チャンネルを合わせる時期があった。

「中尾ミエとか出てこねーだろうな~」なんて、いつものごとくさほど期待もせずテレビを眺めていると、

その日のゲストは「ブラザートム」で、ソウル特集とかやっていた。

これが結構いい感じで、誰だかよくわからないけど、ブラザートム一押しのソウルカヴァーグルプが共演してて、

いかにもライヴハウスオンリーで、「知る人ぞ知る系です」みたいな雰囲気のグループだった。

驚いたことに、この「You Make Me Feel Brand New」のファルセットに匹敵するくらいの声を出す日本人がいたのだ。

一見、「星降る街角」でも歌いそうなムード歌謡系ではあったけど、

黒いサングラスは似合わないながら、美しいファルセットヴォイスをオレに印象付けてくれた。

だから、この曲を聴くとスタイルスティックスよりもシンプリーレッドよりも、

その名前も知らない日本のソウルヴォーカルグループを思い浮かべてしまう。

そう言いながらも「シンプリーレッドヴァージョン」をアップしようと考えるオレは適当な男だと思うけどね。

シンプリー・レッドヴァージョンだと、記事の内容も変わっていたと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=eBGq0GZ9noA

関連記事